本記事を読めば地名キーワードのマッチタイプ別登録方法を理解することができます。
地名キーワードでCVがとれるから大量に登録しようと思っているけど、どのマッチタイプを登録するのが最適なのかわからない…ムダなキーワードを増やしたくないしな…
地名キーワードで登録するときに○○という地名に対して「県」「市」「駅」などの語をつけるべきか分からない
と思っている方が対象です。
1.【前提】地名キーワードを登録するケース
前提として地名キーワードは店舗型ビジネスを運営している方に有効なキーワードです。
なぜなら「サービス名 地名」や「店舗名 駅名」という対象地域が限定されるキーワードはサービスや商品を購入する直前の段階であり、どの場所に対象のサービス・商品があるかを具体的に探しているキーワードだからです。=欲求顕在化キーワード
過去8年ほどリスティング広告を運用していますが、地名以外のキーワード群と地名キーワードを比較するとCVRが1.5から3倍ほど高いアカウントが多かったです。
対象地域の広さによってもCVRは変動します。
市区町村 > 都道府県
※都道府県名よりも市区町村名の方がCVRが高い
※地域を絞れば絞るほどCVRは高くなりますが、反対にインプレッションは減少することが多いです。
2.地名キーワードのマッチタイプ別表示例と登録方法
それでは実際の事例でマッチタイプ別の表示例を説明します。
※サービス名(美容室)は仮のものです。
※地名キーワード(東京)は事例に基づいてます。
(1)完全一致の地名キーワード表示例
[美容室 東京]
・東京
・tokyo
・とうきょう
・東京都
・都内
などのキーワードで表示されます。
完全一致の為、類似パターンの拡張として「tokyo」「とうきょう」「東京都」などは表示されるものの東京以外のキーワードではあまりインプレッションは発生しません。
確実に東京単体で表示させたい人には良いマッチタイプですが、拡張性を期待してる人にはあまりむかないマッチタイプです。
<参考>
Yahoo!広告では完全一致の場合「類似パターン」に対しても広告が表示されます。
公式情報:Yahoo!広告 完全一致について
(2)絞り込み部分一致の地名キーワード表示例
+美容室 +東京
・東京
・東京都
・東京駅
・東京都内
・東京 区
・東京 ◯◯区
・東京 ◯◯市
絞り込み部分一致の為、スペース箇所のワードとして◯◯区や◯◯市などの下層地名が表示されます。
完全一致で対応できない語までカバーしたいけど、無駄なコストは極力使いたくない方におすすめのキーワードマッチです。
(3)部分一致の地名キーワード表示例
+美容室 東京
・東京
・東京都
・東京都内
・東京駅
・◯◯区
・◯◯市
・都内
・◯◯線
・◯◯駅
・地区名
・東京都◯◯区◯◯駅
上記のように東京都内の地名、路線名、駅名など多種多様なキーワードで表示されます。
イメージ図
3.地名キーワードのマッチタイプまとめ
地名キーワードはリスク許容度によってマッチタイプを以下のように使い分けます。
②指定の地名キーワードを含めば多少の拡張はOK・・・絞り込み部分一致
③指定の地名キーワードに関連する地名まで広く出稿したい・・・部分一致
マッチタイプ上、完全一致でも類似パターンの拡張が行われますが、検索クエリを見る限りは積極的な拡張はあまり確認できませんでした。
指定のキーワード+α(都、県、市、駅など)のキーワードで出稿されたい方は【+絞り込み部分一致】で出稿した方が良いです。
地名キーワードはCVにつながりやすいキーワードです。
過去8年間の経験上もCVRが高く、購入意欲が高いため将来的なLTVも高くなりやすい傾向があります。
「ビッグキーワードはちょっと…」とお考えの方は地名キーワードで出稿をすることをおすすめします。
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