運用型広告・リスティング広告代理店に確認したい5つのポイント

広告全般

この記事の対象の方。

・運用型広告の外注化を検討している方

インハウス・外注化の両方を体験した筆者が運用型広告を外注化する時に確認すべき5つのポイントをまとめました。

前提

運用型広告の基本的な契約内容は『月額運用費用 × 代理店運用fee(※一般的には20%)』となります。

ex.

①今月の運用費用:1,000,000円

②代理店費用:200,000円

 

1.運用型広告を依頼する前に確認したい5つのポイント

⑴業務領域『どこまで運用してくれるの?』

↓代理店の一般的な業務領域↓

【管理画面で操作できる範囲】

管理画面で操作できるところまでが、代理店の一般的な業務領域です。

『当たり前でしょ』と思う方もいるかと思いますが、インハウスでやっている方にとっては『それだけ』と思うでしょう。

私もインハウスがメインなので一部を委託しようとした時に代理店の業務領域の狭さに驚愕しました。

LP(ランディングページ)の改善やバナーの制作など、クリエイティブ関連の業務は引き続き自分たちで行うことになるからです。

LPの改善やバナー制作を行ってくれる代理店もありますが大抵は【別料金】が発生します。

だからこそ、契約前に業務領域や役割分担を明確にしましょう。

[補足]

Google AdwordsやFacebook広告は機械学習による自動化が進んでおり、数年前よりも管理画面上の設定が必要なくなってきました。

だから、インハウス運用を継続しつつ、クリエイティブ作成の外注化を検討するのも1つの手段かと思います。

 

⑵運用担当者の直近、半年間の実績

『出来ればベテランの人が…』と思うかもしれませんがそこまで重要じゃありません。

重要なのは【直近半年間の実績】です。

なぜかというと、半年で運用型広告のメニューや配信ロジックが変わることが多いからです。

例えば、直近運用していない人は下記のような事を言いがちです。

◆過去に実績はあるけど5年間くらい現場で運用してない人

『1kw1広告グループが良いよ!』

化石かよ、、、

◆過去に実績はあるけど2年間くらい現場で運用してない人

『葉隠れがね・・・』

確かにそうだけど、もう何年も前から聞いてるよ、、、

 

時代が変わっても普遍的な運用方法もありますが、設定方法は大きく変わってきています。

必ず担当者の直近実績を確認しましょう。

⑶運用担当者の得意領域

3つ目に重要なのが担当者の『得意領域』です。

『どのようなアカウントでも直ぐに成果を出せます!』という人もいるかもしれませんがかなり少ないです。

 

運用担当者には【あなたのビジネスモデルに近いアカウントを運用した経験と実績があるか否か】を確認してみると良いでしょう。

ex.

「高単価商材のリード獲得」

人材(総合型、看護師、エンジニアなど)、住宅(新築、中古、リフォームなど)

「多品目ECサイトの購入」

化粧品、健康食品、衣料品、etc…

大きく2つを例としてあげましたが、2つとも運用の性質が異なります。

前者の経験は前者の領域に活かしやすいですが、後者の領域は活かすまで時間がかかります。

※逆もまた同じです。

 

⑷どの程度、自社のアカウントを見ることが出来るか?

結構、重要です。

運用担当者は通常、複数のアカウント運用を担当しています。

その為、予算規模が大きく売上に繋がりやすいアカウントを優先して運用する傾向があります。

※最近は少なくなりましたが数百アカウント担当してます!みたいな会社もありました。実態はほぼ運用してないです。

月額100万円未満のアカウントは正直言って旨みが少ないので、時間を割いてもらえない可能性も高いです。

 

予算100万円未満の広告主はどのように代理店を探すか?

『個人事業主』や『小規模法人で設立間もないリスティング代理店』だと必死でやってくれることもありますので、そういった会社や個人事業主を探すのも1つの手です。

 

⑸クリエイティブの作成範囲

上記⑴の業務領域と重なりますが重要なので5点目として『クリエイティブ作成範囲』の詳細を説明します。

代理店の業務はあくまでも運用型広告の代理運用業務です。

通常、バナーやLPの作成は行なっていませんので注意が必要です。

下記内容のうちどこまで対応可能か?を事前に確認しましょう。

①TDのみ

②TD+バナー・動画(有料)

③TD+バナー・動画(有料) + LP(有料)

※制作に料金がかかるのは普通なので、その点はご注意を!

 

2.依頼する時に注意すべき事

いざ依頼する時に注意する事は『口出しし過ぎない』事です。

インハウスで運用を行っていた人は特に注意が必要。

専門家への依頼のコツは権限範囲を明確にして一定範囲の自由を提供する事です。

※社内でも一緒

 

伝えるのは市場環境、ビジネスモデル、競合情報などのコアな情報だけに留めましょう。

イメージ:代理店と自社の得意領域説明

当たり前のことではありますが『餅は餅屋』です。

専門領域は代理店に任せ、マクロ情報や自社データを適宜提供する運用体制を構築しましょう。

3.まとめ

運用型広告・リスティング広告を代理店に委託する際に、確認すべき事と依頼後のスタンスをまとめると↓

◆確認事項

下記の5点は必ず確認しましょう。

⑴業務領域

⑵運用担当者の直近、半年間の実績

⑶運用担当者の得意領域

⑷どの程度、自社のアカウントを見ることが出来るか?

⑸クリエイティブの作成範囲

◆依頼後のスタンス

権限範囲を明確にして一定範囲の自由を提供する

上記の2つをもとに代理店を選び、良好な関係を築いていきましょう!

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